①パラオの誓い:パラオ誓約とは

ピースボート97回クルーズではパラオに寄港しましたが、
パラオ入港に際してPALAU PLEDGE(パラオ誓約)にサインをすることが必要になりました。そのパラオ誓約とはパラオの環境保護をする・環境を傷つけないことを未来のパラオの子供たちに誓うというものです。このパラオ誓約は出来て間もないとのことですが、ピースボートはパラオ誓約が出来てから一番最初に入港する客船ということで、パラオユースと呼ばれるパラオで自然や海洋学を学んでいる学生たちから直接講義をしていただくことが出来ました。また、入国に際しに多くの入国審査官が乗船しパスポートにパラオ誓約のスタンプをしてもらい、そこへサインし誓いました。

そのパラオ誓約のスタンプを押す入国審査の風景

こんな感じでパラオ誓約にサインをしました。文章は英語か日本語か選ぶことが出来ました。

 

②パラオの学生たちによる講義内容

 

まずはこちらの入国時に上映されるショートフィルムをご覧ください。

 

 

 

パラオには多くの島がありますが今現在気候変動からくる海面上昇の影響によって岩礁の低い島では浸水が始まっています。

中でも人が生活している島々では深刻な状況になっています。

どのように深刻かというと、パラオ人の主食である農作物のタロイモを育てる際、普段は海水が畑に入らないようにタロイモ畑と隣接しているマングローブ林との間に仕切りをしているのですが、海面上昇によってその仕切りを海水が乗り越えるようになってしまいました。

タロイモは食べられるような大きさに育つまでに2年かかります。
なので海水が入りやり直しとなると再び2年がかりでやり直すため食料問題に発展してしまいます。

 

またパラオでは台風が大きな問題になっています。
過去は10年に1度しかこなかった台風が、2011・2012年と連続で上陸して、多くの家屋を損壊しその多くは復旧に大変な時間と労力を必要とするほどの爪痕を残しました。

 

 

他に干ばつが何カ月も続き飲料水が不足することもありました。
タロイモや飲料水が不足した際は代わりにお米をアメリカのカリフォルニアから輸入し、
飲料水はシンガポールなどから輸入し一時的にしのぎました。

 

 

海の中でも問題は発生しています。
パラオ以外の国から流れ着く大量のゴミの波や、
サンゴの死滅と種類の減少、
密漁行為です。

漁業に関しては魚の種類ごとに禁漁期間・禁漁魚種が定められ資源枯渇を避けられるようにしていますがそれに違反している人が今でもいます。

十分なゴミ処分場が島にはないので、大量のゴミの処理も大きな負担になり深刻化しています。

 

私たち(パラオユース)が着ているBULと書かれたTシャツのBULの意味は、
BUL:パラオ語で一時的に止めるの意味です。

これは漁業をしてはいけない時期に一時的に漁業をしないというメッセージです。
環境保護のためにはとても重要なことで、全員の意識づくりが大切になっていきます。
しかし今では祖父の時代よりも海の環境が悪くなってしまいました。

そんな時、第二大統領の夫人が「PALAU PLEDGE(パラオ誓約)」を発案しました。
パラオ誓約にはパラオに入国するすべての人へ向けて送られるメッセージであるとともに、
パラオに入国する際にパラオの子供たちに約束をするものです。

 

パラオ誓約ではこう書かれています

パラオの皆さん、
私は客人として、
皆さんの美しく
ユニークな島を保存し
保護することを誓います。

足運びは慎重に、
行動には思いやりを、
探査には配慮を忘れません。

与えられたもの
以外はとりません。

私に害のないものは
傷つけません。

自然に消える以外の
痕跡は残しません。

 

 

このパラオ誓約はネットでも署名することができます。
また、パラオで撮ったお気に入りの写真にハッシュタグ#PALAUPLEDGEとつけてパラオ誓約について広めてほしいです。よろしくお願いします。

 

③最後に

パラオの現状を学生たちから学ぶことが出来たことは意味のあることだと思います。
この環境問題はいまになって始まった事じゃないですが、
この環境問題にいまの若い世代が意識するようになったというのは
今の大人たちもこれから先を良くしようと考えて教えてきたからだと思います。
パラオ誓約はあくまでパラオへの誓いですが、
どこの国や地域に対しても同じことが言えると思うので
自分の出来ることから意識して変えていけたらなと思います。
keeping good for chirdren

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